雪と蜜柑とお屠蘇気分

今日は雪が降った。東京で積もるほど降ったのは、2〜3年前が最後だったろうか?

うちの隣家は農家で、窓を開けると畑一面、真っ白であった。

少し手を伸ばせば届きそうなところには蜜柑の樹が植わっている。橙色に色づいた実の上半分が雪をかぶっていて、ちょっと気の利いた文人画みたいな鄙びたいい景色だった。

こんな日はお屠蘇気分を延長して、熱燗で一杯やりたいものだ。

だが生憎といおうか、この正月はローソンの「100円おせち」のかまぼこにちょっとわさびをつけて、毎日酒を飲んでいたのだ。

食い飽きたのか飲み飽きたのかわからないが、もういいかなという気もしている。いやあ、新年、新年。